人生でお初の執筆協力という珍しいコラボをさせて頂きました。
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最近ではスッキリなどにもコメンテーターで出ている、経済評論家の上念司さんが「地方本を出す!」ということで、その書籍執筆に協力させて頂きました。とはいっても書いたのは上念さん。私は、今の地方の実態、さらに墓標のどこを見に行ったらよいか、みたいな様々な、地方水先案内人をさせて頂いた感じです。そこで上念さんが自ら墓標にいってみたりしつつ、行った時の内容などの復習めいたやりとりをFBメッセなどでしたり、というなんとも現代的な高生産的な形式で進められました。そして、一冊の本を上念さんがまとめられ、今月発売されます。

地方は消滅しない!
上念 司
宝島社
2015-10-09


経済評論家の上念さん、これまでの地方論とは異なるマクロ的な視点から分析をされています。

最も個人的に面白かったのは、第二章の「人口問題の真実」です。
特に戦前戦後において、人口急増社会問題を扱ったマルサスの人口論。日本も翻弄されてきた歴史については大変興味深かったです。
マルサスの人口論は「人口は制限されなければ幾何級数的に増加するが生活資源は算術級数的にしか増加しない」という命題を出した。wikipedia
ま、この人口論は、人口急増で食糧難が起きる、みたいな話に発展したりして、国としても移民政策とかいろんなことやりましたよね。詳細は「地方は消滅しない!」を読んでいただければと思いますが、かつては人口急増も社会問題と大騒ぎになり、さらに今は人口減少が社会問題と大騒ぎする。

しかし結局のところ、人口急増問題についても技術革新などによってクリアしてきました。そして、人口減少も同じです。人口減少が起きても存続可能な社会を実現すめたの技術革新などか必要なのです。つまりは人口増・減は問題ではなく、単なる一つの現象であり、所与の条件としてそれを前提としてやれることを考えるのが基本なんですよね。



その他も人口減少で国は潰れるのか、と言われれば、人口減少率より高く労働生産性を改善すれば問題なく、実際に、近年日本自体は人口減少率より高く労働生産性改善を達成している。地方自治体において人口が問題だと言いながら、市町村合併して行政区内の人口がボリュームアップしても、一人あたり負債額も減少せず、自治体経営は改善されていない。

経済の視点からみる地方論、オススメの一冊です。

人口減少だから全てダメ、なんてことはありません。人口減少は新たな生産性ベースでの成長を目指し、行政なども低コスト経営を達成していく、前提を変える新たな時代の幕開けです。さもマクロ的な問題で、個別にはどうにもならないように謳われる論に絶望する必要はないのです。

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