情報交換という連絡は昔からよくあるのですが、本当に情報交換がマトモな交換になったことがないのです。

001

そもそも情報交換ってのは、交換のはずなんですが、大抵は「情報提供」を求めていることがほとんど。けど、情報をタダで提供くださいは言い難いから、情報交換とかいっちゃったりするんだけど、それは本当に相手に失礼です。情報交換してくださいといって会いに行ったことは僕はないのです。自分がそれなりにトライしていれば、自ずといろんな人も情報も集まってくるわけで、集まってこないのは、自分がしかるべきトライをしていないからと思って戒めるべきです。

情報はgive and take。てか、take and takeは言語道断だけど、そもそもgiveの後に、takeというのが鉄則だと思うところ。相手にとって価値のあるものを提供できないのに、くれくれ、と言いに行かないようにしましょう。

情報提供を求められても応じてはならない理由は以下の3つ。
  1. 情報交換を要求する人は、情報を持っていない
    自分はその分野における情報を満足に持っていないから、その分野に明るい他人に情報を求めます。つまり、情報は求めているものであって、こちらに何かを価値のある情報を提供してくれるわけではありません。しかし本当に価値のある情報は、ふらっと訪ねていって教えてもらえるものでもないし、何より自分で挑戦した中から得られる情報以上の情報はこの世の中には存在しません。ふらっと訪ねて行って、対価も支払わず、価値のある情報を他人からとれるなどと思っている人 と、「情報交換」とやらをやっても、何の意味はないです。

  2. 情報交換に熱心な人は、利己的動機のためにやっている。
    情報交換を要求する人は、情報そのものを求めている人で、何かその情報をもとにさらなる情報の再生産をしたり、行動によって何かの課題解決をする人が決定的に少ないです。やる人はさっさとやるわけですが、やらない人は情報ばかりコレクションして回っていて、行動に移さないので、その情報は単にその人の個人のため、もしくはその人の業務、つまりはその人が給料もらうための糧にしているだけだったり、自分の活動のためだったりと、動機が極めて利己的です。まちづくりのため、といえば、なんでも社会性を帯びると思い込んでいたりします。そのようなものに応じても、こちらのためにならないどころか、社会全体にとっても対してプラスにならないものばかりです。

  3. 情報交換に依存する人は、怠惰である。
    情報交換を求めてくる人は、ほとんどこちらが発信しているブログ全部に目を通したりしていないし、本も詳細読み込んできている人がいません。調べることも怠っています。結局のところは、自分としては調べたり、沢山の本を読んだり、ましてはトライ・アンド・エラーを繰り返す挑戦しながら情報を得とくしていくというような苦労はせず、効率的にやろうとしています。そういうことはすっ飛ばして、そういうことした人から、結論だけ聞き取りたいという話です。
勿論、有意義な情報交換というものはありますが、そういうものは、仕事を共にしている仲間からもたらされたり、情報交換自体を目的としてない場で発生します。実践している人同士で話しあえば、地域で新たな事業の方向性が見出されたり、知らない情報にアクセスできたりし、有意義ではあります。だから情報交換自体が無意味というのではなく、単に情報交換を求める人に対応しても、情報の交換はできないという諦めを持たなくてはならないということです。

情報交換そのものを求められて応じる時間があるならば、自分の事業に時間を費やしたほうがよいですし、そもそもブログ、雑誌、本、その他メディアで情報を発信したほうがちゃんとした多くの人がみてくれます。時間という貴重なリソースをどう捉えるか、という深刻な問題です。

そういえば、少し前にこんな本もありましたが、時間というリソースは極めて大切で、地域での取り組みの持続性確保のためにも、日本のだらだらとやっている常識に囚われずにいきたいものです。



ということで、時間は限られています。無意味な情報交換・ヒアリングなど無駄な時間は最小化して、事業や自分の思考する時間にあててまいりましょう。

-------------------------
毎週火曜配信の専門メルマガ「エリア・イノベーション・レビュー」
初月無料。お気軽に購読ください。 http://air.areaia.jp/
-------------------------
【7刷御礼】木下斉「稼ぐまちが地方を変える-誰も言わなかった10の鉄則」

[7刷御礼]木下斉[まちづくりの「経営力」養成講座] (地域で事業に取り組む時の本)
[4刷御礼]木下斉・広瀬郁「まちづくり:デッドライン」(リノベーションまちづくりの本)