モバイル社会と商店街活性化という形で、変化などについて考えをめぐらせています。というのも、NTTドコモさんが作られたモバイル社会研究所(http://www.moba-ken.jp/)さんからご依頼を受けまして、寄稿させていただくべく短編の論文を取りまとめるためです。本日午前中に研究所の方々と打ち合わせさせて頂きまして、色々と考えさせられました。

昨年、インターネットショッピングの市場規模が急拡大し、その中でもモバイルショッピング市場も著しく拡大したことが話題になりました。第二次産業革命において車が一般消費者でも買えるようになり、道路という社会インフラが整備されてゆき、産業構造変化で都市集約化されていったことで消費行動も商業も変化していったと思います。第三次産業革命といわれる情報革命の今、携帯やPCが急速に普及してゆくなかで、どのように地域商業は適応してゆけるのか、ということを考えています。
このような話は以前ブログでストロー現象などだけでなく、インターネットなどによる流動性の高度化によって地域商業などはより競争が多角化してゆくという指摘をしたことがあります。

これとは別に、社会的機能についても検討をしてゆきたいと思っています。商業機能と社会的機能の両面が旧来の地域商業にはありましたが、商業としての機能不全と共に、社会的機能も果たせなくなっています。これらにとってかわって、モバイル社会などの新たなコミュニティが台頭してきています。このような社会的変化に対して今後どのようなことが考えられるのか、エリアマネジメントの視点からも考えたいと思っています。

どのような形でまとめられるかはまだ分かりませんが、完成後、モバイル社会研究所のwebでも公開してくださるそうなので、その際にはまたお知らせさせて頂きます。

ブログをお読みの皆さんの中でも何かモバイル社会と商店街活性化に関してご意見がございましたら、ぜひ書き込みお願いいたします。