今日は蒸し暑いですねー。ここ数日は新規事業が動き出したり、今年度事業関連での調整、大学院、研究などが重なっていまして、ほんと貧乏暇なしとはいったもんです。。笑

さて、今日は活性化事業のEXITについて少し考えたいと思います。
地域活性化や商店街活性化、つまりは○○活性化と言われるような事業を始めるに当たって、目標というか、出口の設定が日本では中々なされないことが多いように思っています。逆に成果物みたいな言い方で、出口の設定を間違えている事業も山ほどあります。

活性化事業の目的は、活性化させるのが目的であり、どれだけの価値を作り出したのか?といったその「価値」をどのように設定して、それが達成されたらその事業をどうするのか、というその先のこともある程度決めておくことも必要だと考えています。
例えば私達が現在取り組んでいる財源創出の事業であれば、財源をどれだけ作り上げられるのか、というのが重要である程度生み出したら、その次はその事業をどのような形態にして、その財源を元にした新しい事業を作るといったようなサイクルの設定ですね。

ベンチャーキャピタルとかなら支援企業のIPOが出口であったり、するわけですが、活性化事業も成功したからといっていつまでもダラダラとやればいいというものでもないと思います。
そんな例として、先日富山のフリークポケットの閉店の話が出ていました。空き店舗対策事業として一世を風靡したフリークポケットですが、役割を終えたということで終了したそうです。色々と背後にはあったのかもしれませんが、いつまでもダラダラと続けるのではなく、「役割」を終えたということで終わりにするというのは、とても勇気のいる判断であったと共に、個人的にはとても評価されるべきことだと思います。
一度成功してしまうと、何が何でも維持しようとしてしまったりして、どんどん色あせてしまったりするところを、ピリオドを自ら打つという行為、これに当たってどのような判断がなされていったのかは一つのケースとして詳しく調べてみたいですね。

活性化事業を作っている一人としては、その事業の目的は何であって、達成された後にどうするのか?という視野を持つことは重要であると考えさせられます。

■朝日新聞「フリークポケット閉店-活性化には次の新風を」竹嶋身和子さん