早いもので2008年も最後の一日となりました。
今年は新たな取組みの第一歩となった一年でした。来年はこれを発展させてより大きな収穫をしていくことを目指すばかりです。

■地域事業関連
地域事業関連では、熊本城東マネジメントの取組みの開始が最も大きかったと思います。大学院時代に基本コンセプトを考えたものを徐々に現実路線に乗せつつ実現できたことは大きな収穫でした。コモンファシリティマネジメントとも言える、各ビルやテナント経営まで踏み込んで効率化を図りながら、その差益をもとに効果的なまちづくりを展開していくパイロットモデルです。各店舗の経営効率改善と、まちの中長期の活動資金捻出、まちづくりの継続的取組みの実現というモデルは、確かな手応えがあるものです。9月から12月までのまだわずか4ヶ月間ですが、明確な数字があがってきており、来年はこれを伸ばしていくことでより一層地元での核となっていくことが求められます。

9月から12月の間での累積ベースで、各店舗への配当も134,000円、事業収益から拠出する活性化事業予算積立も160,114円になりました。わずか約60店舗程度でのまだ第一層の取組みとしてはまずまずの成果ではないかと思います。各店補への経営効率改善と、活性化事業費の捻出という相反するようなことが共存できている点が鍵となっていきます。また費用以外の見えざる資産が徐々に地域を強くしていくものと認識しています。

09年の目標としては、熊本では展開地区を現在の城見町1地区から2,3地区程度に徐々に拡大。その上で城見町地区は第二層事業に着手するところかと思います。

その他長崎市浜んまち地区でも検討を開始しており、事業系ゴミ処理かその他の事業で第一層事業に着手すること。北九州市小倉地区でも検討を開始しており、こちらでは特に複数のビルオーナーが集まっていることから共用設備部分を中心に第一層事業に着手することが目標かと思います。

■研究関連
修士論文で取り扱ったパルシステムに関して、新たな業態開発の試みであるキューブについて積極的に取り上げ、生活協同組合研究2008.11(No.294)に掲載いただきました。長崎浜んまち地区における共同決済事業に関して論文を書き、消費者金融研究奨励賞を頂きました。
計画行政学会では大会での論文発表とシンポジウム開催をさせていただき、来年以降は本格的な専門研究委員会を設立していくことになりそうです。また来年前期には、色々とプロジェクトをさせていただいている宮城大学風見教授と非営利経営論で同大にて非常勤講師をさせていただくことになりました。実学主義を銘打って設立された珍しい公立大学で、戦後ベンチャー研究や近年は多摩大学を初めとした大学経営でも知られる野田先生が初代学長をされていたところです。
その他熊本などのケースなどをベースにして、商業学会や都市計画学会などにも論文を投稿するように来年は努力したいと思います。

■出版関連
今年12月に早稲田商店会に関わって10年となりました。商店会活性化や地域活性化に関わって10年ということで、その節目ということもあり、来年にはいくつか出版をすることといたしました。単著で一冊、経営とまちづくりに関して学陽書房より本を出す機会を頂きました。学陽書房さんは老舗の法律関連の書籍や地方自治関連の書籍を出されているところですが、最近はまちづくりに関しても企画されているということで、編集の方とも従来の活動型だけではない新たな経営思想を持つ取組みの柱となるような一冊を目指そうとお話させていただいています。本ブログでも基本的なコンセプトとしている、経営とまちづくりがキーワードとなります。時期は夏までには出せるよう一気に頑張って書き上げていく予定です。
また、別に後半には共著本としてコミュニティビジネスや商業まちづくりをテーマにしたものを2冊ほど出すことになっています。

■講演関連
今年もセミナーや講演で30回近く各地を訪問させて頂く機会を得ました。基本的に週末の時間だけでお伺いするためにかなり調整では色々な方にご迷惑をおかけいたします。今年後半からテーマとしている「明日から始める、中心市街地活性化」に関しては非常に好評を頂いています。各地でもやはり中心市街地活性化は改正後の認定を受けつつも、機敏な動きが出来ずにそのまま来てしまっているというところも少なくなく、「明日から始める」という点から課題と解決の方向性をお話しているのに良い反応を頂いています。

2008年は大きな変化の一年でしたが、来年は今年以上に実りある一年になるように努力して参りたいと思います。
なかなかブログの更新速度が落ちたのはかなり反省の一年でした。来年はコンスタントに更新できるように努力していきたいと思います。

皆様、良いお年をお迎えください。