新銀行東京の融資不良債権問題が取りざたされていますが、新たな融資ビジネスが日本に上陸します。

最近欧米各国では、インターネットを活用したP2P(ピアツーピア。1対1の意味)形式の融資ビジネスが発展してきていました。これまで金融機関が預貯金をベースにして、融資を行ってきました。しかしP2P型融資サービスは、融資されたい側がエントリーし、融資したい側がその中から自分が融資する先を選択して個人間で融資取引を行うモデルです。システム上で融資希望者の信用基準、金利幅などは決定され、融資する側は自分の欲しい金利基準などから融資先を検索して決定できるようになっています。仲介会社は手数料を金利の一部(今回上陸する英国Zopaでは1%とのこと)から得て、先の信用審査都共に返済管理、延滞管理、回収業務などの関連業務を行ってくれます。
安定性が重要であれば金利の低い信用度の高い人を選択し、高金利が重要であればその逆、などインターネットの利便性を生かして検索可能になります。株式などと同じような金融商品として自分が取引主体になるサービスですね。

インターネットの登場によって、このようなこれまでは金融機関というフィルターが入ることが動いていたものを自宅などでシステム上で行うことが可能になっているのです。日本でどれだけ広がるかは分かりませんが、少なくとも海外では同類のサービスが色々と登場しているようです。

■ソーシャル融資サービス「Zopa」が日本上陸
■P2P融資オークション(英国のZopa)
[Zopaに関してはもう2,3年前に話をきいてそのままだったのですが、実は少しずつ広がっていたようですね]

その他にも、マイクロファイナンスの分野でも同様のP2Pモデルのケーススタディがあります。
例えば、この業界で有名なkiva,orgでは発展途上国への融資をP2P型で行っています。

■途上国の起業家に誰でも小口融資できるP2Pのマイクロファイナンス:Kiva.org

金融サービスは金融機関のようなプロ集団でなくてはダメ、という意見もありますが最近はNPOバンクなどを始めとした活動と事業の間をいくような動きが発展してきています。しかしながらなかなかその動きが加速することはなかったですが、気軽にというと語弊がありますが忙しくてもいつでもネットで申し込みが可能な融資システムがあればもう少しこのような動きが広がるように思います。そのような日本国内の社会系事業融資サービスのためにも、P2P型融資の取組みは非常に注目する必要があります。まだまだしっかりと根付いたサービスではないですが、新たなインターネット時代のビジネスモデルとして成立するかどうか興味深いです。

地域活性化などの資金調達などももっとネットなどで寄付と共に求めることが可能になる日が来るかも知れません。良いか悪いか別として、着実に世の中が変化していると感じます。