もう10年以上前の本ですが、年末にそうじしていて見つけてさくっと再読。学校に意味を見いだせなくなった中学生たちが、自分たちでネットを利用したビジネスを展開し、最後には北海道に集団移住して、行政自体も傘下に納めて、まちごと自立させてしまうという物語。

個人的に村上龍だけでなく小説はそんなに好きではないんだけれども、この本は高校生だったこともあって当時は興味深く読んだ記憶があります。

リアリティーだなんだよりも、現代社会の捉え方、常識に対する行動、さらに具体的に自分たちでビジネスを組み立てて、その経済力で地域まるごと自立させていき、独自に海外との関係も構築していくところは、今後の道州制を意識したり、誰がこの閉塞感を打開するか、ということを考える時には、今でも面白いと感じた。

自分が中学生側ではなく、この物語主人公側の見方もよく分かるようになっているのに、この10年の年月を感じる。

地域の自立を考える上で、軽く読める小説でもあるので、ぜひどうぞ。