2011/10/5-7で韓国出張をしてきました。AIAの国際連携を推進していただいている法政大学の保井先生からのお誘いもあり、チェジュ島で開催されたAsia NGO Innovation Summit(韓国のHope Instituteが事務局、Intelが協賛)に参加してきました。最終日朝一番でソウル市に移動、韓国中小企業庁のAgency for Traditional Market Administrationにお邪魔し日本のノウハウが韓国の中心市街地活性化に生かせるかどうかの打ち合わせもできました。こちらはまた別途報告いたします。

さて、ANISに参加し、アジア各国で様々な社会課題解決を目指して事業が生まれているのを感じました。何より公的な支援とかではなく、自らのイノベーションによって課題解決を目指すという切り口の議論だったので清々しく、エキサイティングな時間でした。朝から晩まで拙い英語力でしたが、アジア各国の人たちと互いの事業について話したり、今後起こすべき方法についても意見交換できたのは有意義でした。

各種スライドの抜粋写真とかは以下にupしています。


 


今回はまずテーマ別で都度、各国における先進的な事例をやっている本人が発表されるので大変刺激的でした。その上でワークショップを少人数チームに分かれてやる。日本ではソーシャル・イノベーションについては欧米に眼を向けることが多いですが、アジア各国でも様々な取り組みがなされているのを改めて実感しました。



都度ワークショップでこういう上記写真のような意見交換をしていましたが、Intelの社員も交わったりして、実施する上でのマネジメント、社会のガバナンス、突破すべき壁とイノベーションのあり方などについて活発な意見が出ました。実践している人間たちが話すのは実に実のあるものだと改めて感じました。

二日目にはフィールドワークで、チェジュ島におけるチェジュOlleの視察。もともとは公共事業で整備したウォーキングコースを今は地元のおばちゃんたちが手作業で修復し、その拠点を自分たちで管理運営、商品販売などを通じて収益を産み、それを整備に再投資していました。以下はその視察した際の写真です。





個人的には二日目の日中にやった、ICTを利用したソーシャル・イノベーションのあり方についてのワークショップが有意義でした。韓国で自分たちのまちの直した方がいい箇所をiPhoneアプリで提案しあって、それがまとまったら提言するという事業はかなり面白かったですね。ネット版のすぐやる課みたいなものです。ただすぐやる課とは違い、ネットで広く皆で同時進行で効率的に進み、ニーズの高いものから実現していく流れができているのは非常に面白い。しかもアプリ開発とかは有志でタダでやっているのだからそれもいまどき。日本でもまち会社とかで地元向けの意見収集方法としてやってみたいなと思わされました。(http://diycity.kr/)

一方NetHOPE(http://www.nethope.org/)のようながっつりインフラ作ったり、クラウドサービスを非営利組織に提供している団体ですが、そのオーストラリアチームの方面参加。ICTを活用することで大きく地域のあり方自体を変えていける可能性を感じたケースでした。インフラから自分たちで作ってしまって人々がネットで新たな社会形成をしていくのは革命的なことです。しかも日本のような先進国のようながっつりシステムできてしまっている国よりも新興国とかのほうが可能性もあるように感じました。

と、色々と気付かされる中で、日本のまちづくり分野はますますもってICTの利活用を進めようと思わされました。何より言語翻訳だけすればすぐに日本でも使えるものも多く、こういうのはグローバルに展開されるものだと改めて感じました。逆に日本から非営利分野のアプリ開発をもってやったほうがいいとも気づきされました。

ということで、AIAとしては新たなアプリ開発についてもより積極的に取り組もうと決めました。既に着手しているものがいくつかあるので、それを早急にローンチしたいと思います。

2日の目の夜には、オーストラリアでGlobal Learning Villageを経営しているメンバーやタイのメンバーなどとウォッカの部屋のみをしましたが、非常に楽しかったです。各国での取り組みの違いから、日本や各国に思うことを互いに意見交換できたのも、留学とかしたことがない私にとっては、あー色々な国の人と仕事することができれば、今以上に楽しいんだなと感じさせられました。やはり海外との連携はやりたいと思わされました。

また色々と恵まれない環境下でもしっかりと学び、社会で実践している人たちがいることは刺激にもなり、またこちらもそれ以上に努力しなけれてばならないと感じました。AIAのようなアライアンスモデルはまだ各国にもないようで、高く関心をもってくれたことは助かりました。ビジネススキームとその収益を確実な再投資につなげていくサイクルは、都市問題が発生するどの国にでも適応できると確信しました。

アジア各国からのソーシャル・イノベーションの起こりは今後ますます期待でき、新たな新字体の制度とかにも影響を与えると感じました。日本もレガシーにとらわれず、新たな時代に適応した社会のあり方をますます模索すべきと感じたところです。

簡単ですが以上報告です。

次は韓国におけるまちづくり政策についてまとめます。こちらはさらに収穫のある時間でした。ウォッカのみまくった後に五時起きでソウルに向かいましたが、本当に意味ありました。韓国における中心市街地活性化の取り組みはまさに今年が元年とのこと。我々の知識、経験は十分に役立つと感じたところです。