昨日、数年ぶりにイギリスにきました。

今日はクラウン・エステートのポートフォリオ・マネジメントしている方と話したり、LSEの先生と予定があったりと盛りだくさんなので、またその話は書きますが、まず昨日Heathrow空港に降り立ち、空港とロンドン中心部を結ぶ高速特急にのりましたが、ちょいと気づいたことがあるので書きます。


◯HeathrowExpress

・Heathrow空港から15分間隔で定時運行→わかりやすいし近い
・1編成は小規模→5両くらい
・中心部の駅であるパディントン駅まで約15分とチョッパヤ→時間かからず良い
・無線LANがフリーで飛んでいた→日本では契約者しか使えない
・内装デザインが機能的で洗練

先日とある交通分野に明るい方と話していて、日本の成田エキスプレスは東京発だけに絞込み、15分間隔にし、編成は小規模にすればより利用が見込みやすい、というプランを聞いて、自分としては納得していました。結局、成田エキスプレスも一番人がのってくるのは東京だし、そもそも東京駅まではどんな路線でもそこそこ乗り換え沢山しなくてもアクセスできる。逆にダイヤが少ないかつ不定期すぎてわかりにくいほうが、いちいち京成スカイライナーと比較したりしなければならない人もいたりするのだろうと思う。もちろん一概に日本のが悪いとは思わないけど、なんとなく重要視している軸が違うような割り切りの違いを感じるのですよね。

ま、個人的に空港みたいな利便性が求められる領域では、日本は少し平等と網羅性とかよりも違う軸で考えることも大切ではないかなと思う。空港自体のサービスでも色々とゲートの構成やイミグレーションのあり方とかも平等と網羅性から、フリークエンシーユーザーが不便だよねと感じている点沢山あり、それって拠点を設定するのを回避したり、出張したくないとか、色々と機会損失になっていることが多々あると思うんですな。

公共交通みたいな考え方も産業インフラとしての捉え方をもう少し明確に入れていただきたいなと思うところ。

*追記
・HeathrowExpressはHeathrow空港を経営するBAAが運営しているとのこと。空港民営化の功績の一つだそうです。

-------------------------

産官学を横断した全国のまちづくり関係者が購読中。
大学の教科書としても採用されている、

毎週木曜配信「エリア・イノベーション・レビュー」のお申込みはこちら。

-------------------------